ラウル起訴糾弾
トランプのキューバへの軍事侵攻阻止
キューバ人民の熱き闘いに合流しよう

 カストロ将軍に対し、30年前の事件を無理やり持ち出し殺人罪で起訴するという暴挙に打って出た。そればかりか空母ニミッツはじめ大規模攻撃用艦隊をカリブ海に続々集結させている。キューバへの軍事侵攻に踏み切ろうとしている。まさに5カ月前のベネズエラへの悪夢を再現しようとしている。絶対に許してはならない。
 なぜトランプはキューバへの軍事侵攻を行おうと躍起になっているのか。それは、イランとの戦争状態が長引くにつれ米の敗北が明らかになったことや、米中会談では低姿勢で大豆や航空機等米産品購入のお願いに徹するしかなかったことなど、だれの目にも米帝国主義とトランプの権威失墜が現実のものとなったからだ。それを、11月の中間選挙を前にして、自らの経済封鎖で痛めつけたカリブ海の社会主義キューバを軍事侵攻することで取り返そうとしている。さらに、ラウルというキューバ革命の中心人物の一人であり、生きている象徴であり、かつ現在の社会主義キューバの精神的支柱を「なきもの」とすることで、1959年のキューバ革命勝利という輝かしい歴史を消し去ろうとしている。

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ラウルの殺人罪起訴は言いがかり以外の何物でもない

 ラウルが起訴された「殺人罪」とはどのようなものか。それは1996年にキューバ領空侵犯をした小型機の撃墜事件である。この小型機2機は1994年から1996年の2年間に25回にわたりキューバへの領空侵犯を行い、キューバへの露骨な挑発行為を繰り返した飛行機である。運用していたのは、米マイアミに本拠を置く「ブラザーズ・トゥ・ザ・レスキュー」であり、露骨な反キューバを掲げる右翼テロリスト団体だ。キューバは何度も警告し、さらに米の航空局等関係機関にも何度も申し立てしたが、一切無視されたため、やむなく撃墜に至った。わかっていて出発させた米当局に責任がある。この行為は国連憲章等国際法から見ても正当な国土防衛行為である。すなわちトランプの持ち出した「殺人罪」は何の正当性もなく、軍事侵攻のための言いがかり以外の何物でもない。5カ月前のマドゥーロ大統領を「太陽のカルテル」というありもしない麻薬組織のボスとしてデッチあげ軍事侵略し、夫妻を拉致・監禁・連行した時と全く同じ構図だ。
 
即座にキューバ人民の「ラウルを守れ!」熱き闘いが開始された

 ラウル起訴の報を受け、全世界から即座に抗議の声があがっている。中国・ロシア・ベトナム・メキシコ・コロンビア等は米の暴挙に対する非難声明を相次いで発した。そして何といってもキューバ人民の熱き反撃である。闘いは「街頭から」の実践である。5月22日には、キューバ共産主義青年同盟の呼びかけで、「ラウルこそキューバだ」の大集会がハバナで開かれた。多くの参加者はキューバの国旗と共にラウルの写真を掲げて集会に集まった。また、ディアスカネル大統領はじめ政府首脳も、毎週金曜日に行われている国土防衛訓練終了後軍服姿のまま集会に駆けつけた。集会では、「ラウル・カストロは生涯をキューバの主権、国民の尊厳、そして国家間の平和を守ることに捧げてきた家族思いの人物」「キューバ全土があなたと共にあります。私たちは常にあなたに忠実であり続けます。ラウルはラウルだ」と。そして集会の中では、ラウルから「キューバ国民および他国の友人たちの連帯に感謝し、生きている限り、革命を守るために人民の先頭に立って進み続ける」という力強いメッセージも読み上げられた。そしてハバナに続き全国各地で「ラウルを守れ!」の集会が続々繰り広げられた。サンクティ・スピリトゥスで、ガンタナモで、ビジャ・クララで、マタンサスで等々。そのほとんどが若者主催である。そして各地の集会では、「ラウルはラウルだ。人民は彼と共にいる」が何度も確認され強調された。また各地の集会では、ラウルの写真やキューバ国旗だけでなく、ラウルの人となりを示すように、兄フィデルの写真、生涯のパートナーであり、女性ゲリラ戦士であり、キューバ女性連盟の創始者であるビルマ・エスピンの写真も一緒に掲げられた。
 われわれもキューバ人民の熱き闘いに合流し、米の軍事侵攻をなんとしても阻止しよう!


       (佐竹)

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