労働運動

国際時評

ポルトガルで労働法改悪阻止
全世界的な資本家攻勢に対する画期的な勝利

ここ数年、労働法の時代錯誤的な反動的改悪が全世界で急激に進行している。日本だけではなかったのだ。だがその中で、ほとんど注目されていなかったポルトガルの労働者が画期的な勝利を収めた。この勝利には、いくつもの重要な教訓がある。 ポルトガルの労働法改悪案(「労働パッケージ」)は次のような内容であった。――正規雇用の破壊と不安定雇用の拡大――有期雇用の適用範囲の拡大、下請けやアウトソーシングの奨励――偽装...
労働運動

「定額働かせ放題」=裁量労働法制拡大反対
高市政権のさらなる労働者酷使による「成長」戦略

高市政権は対中戦争準備と合わせて、一段の労働強化策を打ち出した。高市政権は、「成長」戦略を国内投資の拡大によってではなく、労働者の賃金と労働条件の抜本的改善によってでもなく、もっぱら前時代的な労働強化と労働時間の延長によって実現しようとしている。裁量労働制と労働時間規制緩和が前面に(1)最大のメダマは裁量労働制である。裁量労働制とは、働いた時間に関係なくあらかじめ労使で決めた時間だけ働いたとみなす...
労働運動

「ギグワーカー」「フリーランス」に労働法・労働者保護の適用を
自営業者ではない、雇用労働者だ

はじめに テレワークやインターネット・プラットホーム利用による労働が拡がる中で、使用者と雇用契約を結んで働く「労働者」ではなくて、業務請負契約で「個人事業主(自営業者)」として働く人々が急増している。単発の仕事をプラットホームで請け負う「ギグワーカー」や、専門職なども含む広い意味の「フリーランス」などである。 これらの就労者の大半は、使用者による指揮命令を受けて労働の報酬を得る、実質上は「労働者」...
労働運動

今春闘の異常=二極化の極端な進行

大企業は労資一体で「満額」演出他方で労働者の多数は状態悪化、ストライキ機運の高まり メディアでは連合、政府、財界、大企業の経営者、そして日銀までが加わってまるでお祭り騒ぎだ。だが、こんなものは春闘ではない。 しかし、その陰でまったく異質の動き、ストライキがまだまだ小さいながらも芽吹き始めている。私たちは、まずはこの後者の動きに焦点を当て今春闘の変化を捉えたい。               (202...
労働運動

UAWの闘争の意義と米労働組合運動の高揚
~UAWはさらに雄大な闘争を構想~

(1)記録的な契約を獲得 UAW(全米自動車労働組合)は、9月15日から10月30日までの6週間にわたってスタンド・アップ・ストライキを闘い抜き、記録的な勝利を勝ち取った。ストライキは最初の3工場、1万3000人から、最終的には9工場、38部品供給センターの4万5000人までに拡大した。  ① メディアで注目を浴びているのは賃上げ額の大きさである。「即時11%を含め4年半で25%」という額である。...
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