米帝「三正面戦争」の戦争構造を暴く(連載その2)
戦争で暴利を貪る米国の軍産・核・金融複合体
本紙前号の連載その1(米帝「三正面戦争」と戦争構造を暴く(その1) 超巨額な軍事費:米軍産複合体の異常な膨張の源泉)では、軍産複合体、軍事産業の売り上げと利益の最大の源泉である米国の超巨額の軍事費を明らかにした。今回は、軍産複合体そのものを取り上げ、その全体像を暴露する。 軍産複合体の中核をなす軍需独占体は「独占資本」であり、それらを所有するのが「金融資本」である。マルクスが『資本論』で解明したよ...
過去最大の2025年度軍事費概算要求
軍事費を削減せよ 人民関連予算へまわせ
過去最大の軍事費概算要求 しかし実際はもっと増大する 8月30日、防衛省は、歳出ベースで8兆5389億円の来年度防衛費の概算要求を決定した。過去最大の要求額で、11年連続の増額、2024年度を8140億円上回る(10・5%増)。しかし、実際にはもっと増大する。辺野古新基地建設を含む「米軍再編・SACO合意の関係費」と「可動数向上(装備の部品、修理)や弾薬確保」については、金額を明示しない「事項要...
米帝「三正面戦争」の戦争構造を暴く(連載その1)
超巨額の軍事費米軍産複合体の異常な膨張の源泉
連載にあたって 米帝国主義は異常なまでに戦争欲を高めている。ガザ大虐殺から中東全面戦争、ウクライナ戦争、対中戦争挑発と文字通り全世界で火をつけて回っている。「三正面戦争」での暴走だ。ガザ・ジェノサイドで国際的孤立を深め弱体化するイスラエルを全面支援し続ける。対ロシアでは、軍事的・経済的に苦境に陥るウクライナに最後まで戦えと武器・財政援助を継続し、ロシア領内への攻撃をそそのかす。対中国でも日本、フィ...
南シナ海でフィリピンに対中挑発を煽る日米
日米豪比の対中国軍事包囲網に反対する
「東アジアの安全保障環境は厳しさを増している」「中国の海洋進出――力による一方的な現状変更」など政府・マスコミの常套句を使った「中国の脅威」が報道されない日はない。 今、日米比の政府とマスコミは南シナ海での領有権問題を巡り、中国への中傷とバッシングの激しさを増大させている。フィリピンのマルコス大統領はアジア安全保障会議で、中国が「武力や威嚇、根拠のない主張で南シナ海の平和と安定を損ねている」と声高...
半年に及ぶ不屈のパレスチナ抵抗闘争
パレスチナ抵抗勢力は、決して屈していない。頑強な抵抗闘争を続け、自らも多くの犠牲を出しながらも、イスラエル占領軍に甚大な損害を与え続けている。この闘いは、全世界の人民を鼓舞し、全世界的なパレスチナ連帯行動の嵐を巻き起こしている。ガザは降伏していないのだ。
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