労働運動

「ギグワーカー」「フリーランス」に労働法・労働者保護の適用を
自営業者ではない、雇用労働者だ

はじめに テレワークやインターネット・プラットホーム利用による労働が拡がる中で、使用者と雇用契約を結んで働く「労働者」ではなくて、業務請負契約で「個人事業主(自営業者)」として働く人々が急増している。単発の仕事をプラットホームで請け負う「ギグワーカー」や、専門職なども含む広い意味の「フリーランス」などである。 これらの就労者の大半は、使用者による指揮命令を受けて労働の報酬を得る、実質上は「労働者」...
反中・戦争プロパガンダ

【シリーズ反中・嫌中・戦争プロパガンダ批判】
深セン小学生殺害事件を反中宣伝に利用するな
今こそ対中戦争準備ではなく日中友好を

中国・深センで9月18日、日本人学校に通う日本人の小学生が、中国人男性に襲われ、翌日に亡くなるという痛ましい事件が発生した。 事件直後から、日本政府や自民党を中心とする政治家、マスコミや「ネトウヨ」らが一斉に反中国キャンペーンを開始した。「原因は中国政府の反日教育」「九・一八事件(満州事変)の日に反日を煽るSNSを放置」等だ。日本政府は、これら反中宣伝を肯定し、日本人学校の警備強化、日系企業の駐在...
反中・戦争プロパガンダ

【シリーズ反中・嫌中・戦争プロパガンダ批判】
中国・アフリカ協力フォーラム北京サミットを開催
平和的現代化で新植民地主義支配の打破へ

中国+53カ国、地球上3分の1の人口代表が北京で歴史的会議 「西洋の現代化」「西洋中心主義」の歴史は、15世紀初頭のポルトガルによるモロッコ侵攻、アフリカ大陸の植民地化と先住民の大量虐殺から始まった。それから600年。そのアフリカから、西洋支配の歴史を覆そうという動きが始まっている。社会主義中国と結びつき、「西洋の現代化」と手を切り、平和的発展とウィンウィン協力による現代化で、帝国主義の植民地主義...
「カラー革命批判」

米NEDと「カラー革命」(連載その1)
米帝一極支配の道具「カラー革命」を暴露・批判しよう
米国は世界中での内政干渉、政権転覆活動をやめよ

連載開始にあたって(1)米帝国主義の一極支配は、ソ連社会主義崩壊後、5大覇権(軍事、ドル・金融、政治、ハイテク、メディア・文化)を総動員して維持されてきた。中でも、アフガニスタン、イラク、リビア、シリアをはじめ、2000年代に入って、20年以上もの間、直接軍事力で反米政権を打倒するか、打倒を画策してきた。しかし、これら途上諸国の小国に対してさえ、米国の巨大な軍事力は敗北を繰り返した。例えば、イラク...
資本主義経済

途上国収奪の定量的分析(連載その1)
途上国収奪の増大とマルクス主義「従属論」の復活

連載開始にあたって(1)途上国収奪、植民地主義は現代帝国主義の根本問題 帝国主義と植民地主義、帝国主義による植民地・半植民地・従属国からの収奪――これは、レーニンの『帝国主義論』の、そしてそれ以降今日に至る現代帝国主義の根本問題の一つである。 われわれマルクス主義者、共産主義者は、なぜこの途上国収奪問題を重視するのか? 大きく2つの理由がある。第1に、これが帝国主義戦争の目的、衝動力となってきたし...
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