私たちの主張

【第100号主張】
岸田政権・財界の首切り自由化政策に反対しよう 

政府・財界が首切り自由化政策導入を計画(1) 政府・財界が強行し始めているのに、野党もメディアもほとんど批判しない、扱わない反労働者政策が動き始めている。かつてない首切り自由化政策だ。首切り自由は、長年、政府・財界が思い描いてきた新自由主義労働政策の究極目標である。 岸田首相は今臨時国会の所信表明で、自らの「新しい資本主義」の主要な柱として「労働移動の円滑化」「人への投資」を前面に押し出し、「雇用...
ラテンアメリカ

ブラジル大統領選:決選投票でルーラ勝利 ファッショ化を阻止 クーデター策動を封じ、反帝反ネオリベ推進へ

10月30日のブラジル大統領選決選投票は、50・90%対49・10%でルーラが勝利した。僅差での勝利だった。予想通り、ボルソナロ支持者が主要都市で幹線道路を封鎖して抗議行動を行なったが、クーデターを画策していた当のボルソナロが動かなかった。否、動けなかった。なぜか? ここに現在のブラジルと世界の政治的力関係が微妙に働いている。 何よりも、投票の数字以上に、ブラジルの反ファッショ闘争が勢いを増してい...
反中・戦争プロパガンダ

中国テレビ「台湾光復」
全中国の抗日戦争勝利なしに「台湾解放」ありえず

中国テレビのドキュメント番組「台湾光復」(2022年9月18日から4回放送)を紹介する。台湾を植民地支配した日本軍に対して、台湾を含む中国人民が闘いを挑み勝利するまでの約50年の歴史を描いている。メディアは一切報じず、私たちも知らないことばかりだ。岸田政権が「台湾有事」を口実に対中戦争準備を加速する中で、私たちは今、まさに明治以来の天皇制日本軍国主義が台湾を舞台にどのような戦争犯罪、植民地犯罪を犯...
反戦平和運動

米の新たな戦争計画(NSS2022)
対中国主敵論を前面に
社会主義中国の「平和的台頭」に階級的恐怖

社会主義中国を戦略的主敵に据える バイデン政権は10月12日に、就任以来初めての「国家安全保障戦略」(NSS2022)を公表した。このNSS戦略の第1の特徴は、改めて中国を戦略的主敵に据えたことだ。最大のライバル、唯一の競争相手、国の総力を挙げて蹴落とすべき敵として中国を挙げている。ロシアについては、「直接的な脅威」としながらも、中国に次ぐ脅威としている。 NSS報告は、中国を「国際秩序を再構築す...
反戦平和運動

違憲の対中先制=長距離攻撃兵器導入反対
岸田政権の「戦争国家」化阻止
平和外交に転換せよ沖縄・日本本土を戦場にするな     

岸田政権は、安倍政権でもできなかった、日本の軍事戦略を根本的に転換する方向へ舵を切ろうとしている。それは対中軍拡を、先制攻撃を軸に再編しようとするものだ。安倍軍拡は、米軍の対中攻撃に集団的自衛権行使で援護・参戦するというものであったが、岸田軍拡は、日本(沖縄・本土)と自衛隊が先兵になり、中国に先制攻撃するというものである。日本が先制攻撃すれば日本を戦場にさらす危険が格段に増す。安倍軍拡を上回る新次...
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