
「台湾独立」工作と反中プロパガンダを批判する
日米両政府は「台湾有事」策動を直ちに止めよ
1月13日の台湾総統選は、民進党の頼清徳が国民党侯友宜を退けて当選した。日本と西側のメディアは一斉に、「台湾の人々は民主主義を選択した」「蔡英文政権の抗中路線が信任された」と大々的に報じた。「権威主義国家」中国に対する「台湾独立派」の勝利だと、あたかも台湾の民意が「台湾独立」であるかのように描き出したのである。 だがこの図式は、全く事実に反する。頼勝利だけを一面的に切り取った低劣な反中プロパガンダ...

『コミュニスト・デモクラット』第106号(2023年12月10日発行)
■対中戦争準備反対!人民負担増を許すな!怒りの声を集中し岸田政権打倒へ進もう■オスプレイ墜落事故に抗議 ・(沖縄現地から)闘いの決意を固めた県民大行進・すべての飛行を禁止し、全機撤去せよ■《特集》パレスチナ連帯 ・[主張]パレスチナ人民の反植民地・民族解放闘争に連帯しよう・米・イスラエルはジェノサイド・飢餓政策をやめろ・(分析)イスラエル帝国主義の狂暴化はどこからくるのか?・(書評)『パレスチ...

【第106号 主張】
パレスチナ人民の反植民地・民族解放闘争に連帯する
○民族自決権に基づくパレスチナ国家樹立を ○岸田政権は米・イスラエル支持をやめよ[1]アル・アクサ洪水作戦成功の政治的・歴史的意義(1) 米・イスラエルの残虐な民族浄化戦争に対するパレスチナ人民の抵抗闘争が、世界を震撼させている。それは、帝国主義の偽善の仮面を剥がし、パレスチナを超え、アラブ・イスラム諸国から新興・途上諸国、西側諸国の人民を鼓舞し、歴史的なパレスチナ連帯行動の巨大な波を巻き起こして...

対中戦争準備反対!人民負担増を許すな!岸田政権打倒へ進もう!
岸田政権は、深刻な政権危機に見舞われ、自壊し始めた。自民党政治資金パーティーの収支報告書不記載と裏金問題は、政権屋台骨の安倍派と政権中枢を直撃する大疑獄になりつつある。とりわけ松野官房長官を筆頭に、現職閣僚と自民党4役を含む安倍派幹部が違法な裏金づくりに手を染めていた事実は、岸田政権をその土台から揺るがしている。それは歴代自公政権の底なしの金権腐敗体質を改めて暴き出した。 それだけではない。岸田首...

【教科書運動】育鵬社(歴史・公民)、日本教科書(道徳)NO!
小学校採択状況と来年の中学校採択に向けた課題
今年、全国の市町村教育委員会で2024年度から使用される小学校教科書採択が行われた。教科書採択は、教科書検定によって国家による統制を受けた教科書を、各地の教育委員会が独自に採択していくものである。領土問題や歴史認識、安全保障の分野での国家統制は強いが、教科書会社の努力により濃淡はある。教科書運動は、教科書検定基準の問題点を指摘しながら、教科書内容の改善を求め「よりよい教科書」の採択を求めてきた。 ...