
南京・上海ツアー報告
日本の侵略の歴史を知り現代中国を垣間みる旅
中国歴史認識ツアーは、昨秋の北京・瀋陽編に続き、第二弾は初夏の南京・上海を訪ねた。南京大虐殺記念館の他、市内各所にある記念碑をまわり、中国全土の「慰安婦」・「慰安所」の状況が展示されている南京「慰安所」跡陳列館にも足を運んだ。上海では第二次上海事変の史跡である四行倉庫を訪ねた。日本の侵略の歴史を心に刻むとともに、発展著しい現代中国を垣間みる旅にもなった。(113号 北京・瀋陽編)日本の中国侵略を学...

米帝「三正面戦争」の戦争構造を暴く(連載その5・完)
米帝国主義の絶え間ない侵略と虐殺の歴史
計り知れない数の犠牲者と避難民
この連載は、その1で「超巨額の軍事費 米軍産複合体の異常な源泉」、その2で「戦争で暴利を貪る米国の軍産・核・金融複合体」、その3で「デジタル軍産複合体と恐ろしい『自動化競争』 核戦力の近代化と核産業複合体」、その4で「最大の軍事基地帝国アメリカ 戦略要衝に張り巡らされた米軍海外基地」を取り上げた。今回は連載の最終回として、建国以来、途切れることなく続けている戦争と軍事行動、それがもたらす犠牲者の規...

イノベーション・コースト構想
福島で進む危険な対中戦争準備
福島県で進められている復興政策「イノベーション・コースト構想」が、「創造的復興」の名のもとに「経済安保」=対中軍事戦略強化のための、軍民デュアルユースを狙ったベンチャー企業群の「スタートアップ」、あらたな軍需産業育成を狙ったものであること、その司令塔が特殊法人エフレイであることをこれまで明らかにしてきた(本紙108号、114号 日米軍事同盟の基軸に据えられたエフレイ福島イノベ構想の狙いとその司令塔...

USAIDの犯罪を暴く(その3・完)
「ならず者国家」アメリカ合衆国の真の姿
世界中で反米政権打倒 親米政権樹立に関与
7月1日、ルビオ米国務長官は「対外援助を再び偉大に」との声明を発表し、米国際開発庁(USAID)を公式に廃止し、世界各地での事業を同日付で停止すると命じた。3月、米連邦地方裁判所は、USAIDの解体は憲法違反の可能性があるとして、さらなる措置を禁止する命令を出したが、トランプ大統領が上訴中にもかかわらず、ルビオが解体を強行したのだ。ルビオは、今後「政権の政策と一致し、アメリカの国益を促進する対外援...

拡大BRICS最初のサミット
BRICSがG7の対抗勢力に拡大・発展
グローバル・サウス共通の要求「リオ宣言」を採択
第17回BRICSサミットが7月6~7日にリオデジャネイロで行われた。昨年、加盟国が5ヵ国から11ヵ国に拡大し、さらに10ヵ国が準加盟国となった。今回はその拡大BRICSの最初のサミットである。加盟国・準加盟国の21ヵ国の代表団の結集は壮観だ。5ヵ国ではなく21ヵ国なのである。加えて、国連事務総長、国連世界保健機関事務局長、世界貿易機関事務局長、BRICS新開発銀行総裁など10人が特別ゲストとして...