
【シリーズ反中・嫌中・戦争プロパガンダ批判】
中国・アフリカ協力フォーラム北京サミットを開催
平和的現代化で新植民地主義支配の打破へ
中国+53カ国、地球上3分の1の人口代表が北京で歴史的会議 「西洋の現代化」「西洋中心主義」の歴史は、15世紀初頭のポルトガルによるモロッコ侵攻、アフリカ大陸の植民地化と先住民の大量虐殺から始まった。それから600年。そのアフリカから、西洋支配の歴史を覆そうという動きが始まっている。社会主義中国と結びつき、「西洋の現代化」と手を切り、平和的発展とウィンウィン協力による現代化で、帝国主義の植民地主義...

米NEDと「カラー革命」(連載その1)
米帝一極支配の道具「カラー革命」を暴露・批判しよう
米国は世界中での内政干渉、政権転覆活動をやめよ
連載開始にあたって(1)米帝国主義の一極支配は、ソ連社会主義崩壊後、5大覇権(軍事、ドル・金融、政治、ハイテク、メディア・文化)を総動員して維持されてきた。中でも、アフガニスタン、イラク、リビア、シリアをはじめ、2000年代に入って、20年以上もの間、直接軍事力で反米政権を打倒するか、打倒を画策してきた。しかし、これら途上諸国の小国に対してさえ、米国の巨大な軍事力は敗北を繰り返した。例えば、イラク...

途上国収奪の定量的分析(連載その1)
途上国収奪の増大とマルクス主義「従属論」の復活
連載開始にあたって(1)途上国収奪、植民地主義は現代帝国主義の根本問題 帝国主義と植民地主義、帝国主義による植民地・半植民地・従属国からの収奪――これは、レーニンの『帝国主義論』の、そしてそれ以降今日に至る現代帝国主義の根本問題の一つである。 われわれマルクス主義者、共産主義者は、なぜこの途上国収奪問題を重視するのか? 大きく2つの理由がある。第1に、これが帝国主義戦争の目的、衝動力となってきたし...

【ケーススタディ】
インドネシア高速鉄道事業にみる
帝国主義従属モデルと「一帯一路」Win-Winモデル
2015年にインドネシアのジョコ・ウィドド大統領は日本と中国を歴訪し、安倍首相、習近平国家主席と会談を重ねた。重要議題の一つが東南アジア初の高速鉄道事業の受注だった。結果は、日本案にほぼ決まりかけていたものが逆転で中国案となった。なぜ日本案は敗れたのか。 日本案はODA(政府開発援助)による「STEP円借款」を活用するもので、「技術移転」により「途上国は経済的な自立を達成」、「経済成長を可能とする...

ベネズエラ大統領選勝利から2ヶ月
米帝=極右野党のクーデター攻撃を撃退
コミューン国家建設で社会主義指向強化
7月28日にマドゥロが大統領選挙で勝利してから2カ月以上が経った。しかし今なお、米帝と極右勢力の攻撃は、さまざまに形態を変えながら続いている。彼らは、全国選挙管理委員会が発表した公的結果を認めず、最高裁の判定も無視して、政権転覆の試みを繰り返している。だが、反政府行動が縮小し衰退していく中で、ゴンサレスは、マチャドらに相談することなくスペインへ逃亡した。その際にマドゥロの勝利を認めていたことが明ら...