「中国貧困撲滅の闘い」(その2)
党員の人民奉仕を熱烈支持する中国 人民中国ドラマ
貧困脱却に奮闘する『山の娘』
「山の娘」は、中国の貧困脱却に奮闘し、命を落とした共産党員黄文秀(ホアン・ウェンシウ)を描いた実話だ。「中国テレビ★大富チャンネル」が今年7月14日から40話で放映した。 貧困脱却は、中国人民の長年の悲願であった。経済成長著しい中華人民共和国の中にあって、農村部の貧困は数年前まで取り残されていた。都会から遠く離れ、険しい山岳地帯にある農村部での貧困脱却は、極めて難しい課題であったからだ。「難関攻略...
「中国経済崩壊論」は、現実の回復・成長の前で破綻
社会主義経済建設の新段階への挑戦と生みの苦しみ
中国は改革開放以降40年以上にわたり成長してきた。何回も「中国経済崩壊論」が現れるが、繰り返し破綻してきた。
「中国貧困撲滅の闘い」(その1)
習近平の「貧困脱却」戦略 もう一つの「革命」
農村の経済的・政治的・大衆的基盤を同時に復活弱体化し崩壊した党組織の再建に成功 シリーズ「中国:貧困撲滅の闘い」にあたって 社会主義中国における貧困撲滅の闘いについて、シリーズで紹介する。 2020年末、中国は絶対的貧困を克服した。農村の貧困層9899万人が貧困から脱却し、832の貧困県、12万8000の貧困村が貧困リストから消えた。1978年の「改革開放」以来、40年余をかけて念願の貧困脱却を実...
【シリーズ反中・嫌中・戦争プロパガンダ批判】
「ピークチャイナ論」批判~西側の新たな「中国崩壊論」~
はじめに――「台湾有事」とセットの新たな「中国崩壊論」 (1) 英『エコノミスト』誌は最近の5月13日号で「ピークチャイナ?」をタイトルとする特集を組んだ(日経新聞5・16に翻訳記事「米中経済、2050年までは拮抗」で紹介)。以後、西側の論壇やメディアで一斉に「ピークチャイナ論」が拡大している。これは、「中国崩壊」論の新版であり、帝国主義者たちの主観的願望に過ぎない。 同誌は、3つの予測を根拠にし...
【中国共産党第20回大会】
帝国主義と異なる社会主義「現代化」を誇示―略奪・収奪ではなくウィンウィン・相互協力―侵略・内政干渉ではなく平和共存・「平和的発展」
10月16~22日、中国共産党第20回全国代表大会(以下、20回大会)が開催された。日本のメディアは、「異例の3期目」「独裁体制」「国際ルール破壊が強まる」などと反中・嫌中を煽り立てる「習近平独裁」批判一辺倒であった。この点では、「覇権主義」「大国主義」と悪罵を浴びせ、中国敵視を露わにする日本共産党など、大多数の日本の左翼諸党派も同様である。 20回大会は、米帝一極支配に対抗するいかなる方針を打ち...