
米帝「三正面戦争」の戦争構造を暴く(連載その4)
最大の軍事基地帝国アメリカ戦略要衝に張り巡らされた米軍海外基地基地が戦争を生み、戦争がさらなる基地を生む 本紙110号から開始した本連載は、その1で「超巨額の軍事費 米軍産複合体の異常な源泉」、その2で「戦争で暴利を貪る米国の軍産・核・金融複合体」、その3で「デジタル軍産複合体と恐ろしい『自動化競争』 核戦力の近代化と核産業複合体」を取り上げた。 今回は、海外に展開している膨大な米軍基地の全貌と、...

USAIDの犯罪を暴く(その1)
USAIDの「人権」「人道」援助のデマゴギーを暴く
階級的目的は親米勢力の育成と反米国家転覆
USAIDは、表向きは「人権」「人道」「開発」を掲げながら、実際には米帝国主義が社会主義や反米国家の打倒を狙い、政治・イデオロギー工作をするための団体や事業に資金配分する機関である。「援助機関」ではなく「戦略機関」だ。

セイコウ・イシカワ駐日ベネズエラ大使 大阪講演
米帝の攻撃を撃退し勝利的前進「7つの変革」からコムーナ国家建設へ セイコウ・イシカワ駐日ベネズエラ大使の講演会が、大阪で3月22日に行われた。「ベネズエラは新たな段階へ ~〝7つの変革〟を踏まえた提言」と題し、「リブ・イン・ピース☆9+25」と「キューバを知る会・大阪」が主催した。90名近くの参加者が会場を埋め尽くし、『不屈の民』の演奏と合唱で大使を迎えた。大使の講演は、話の最初にマドゥーロ大統領...

ドイツ帝国主義が再び対ロシア戦争の先兵に
最大の焦点は米の中距離ミサイル配備反対
今、欧州の帝国主義支配層は異常な戦争熱に冒されている。「フランスの核の傘」や「有志連合軍」「食料備蓄」など好戦的言動が次々と飛び出している。NATO東方拡大の中で支配層が煽り建ててきた「ルッソフォビア」(ロシアは嫌いだ!ロシアは怖い!)の宣伝が平和外交への道を自ら閉ざしているのだ。

途上国収奪の定量的分析(連載その4)
ジェイソン・ヒッケル氏らの不等価交換研究(2)
生態学的不等価交換理論に依拠し、物理学的収奪から推計する
はじめに 本連載は今回で4回目である。今回も前回に続き、ジェイソン・ヒッケル氏らの研究グループによる2022年3月の共著論文を紹介する。クリスチャン・ドーニンガー、ハンスペーター・ヴィーラント、インタン・スワンディが名を連ねている。前回の分析対象が1960-2018年だったのに対し、今回は1990-2015年だ。共著者も、定量化の方法論も異なる。前回までと同様、結果だけを述べる。方法論の詳細は原文...