『コミュニスト・デモクラット』第109号(2024年6月10日発行)
■《主張》対中戦争のための国家改造を阻止しよう ■ヌセイラト大虐殺を糾弾する ■米・イスラエルのガザ虐殺の暴走を許すな ■バイデン政権を揺るがす全米大学のパレスチナ連帯行動 ■日米豪比の対中軍事包囲網に反対する ■チベット~封建的農奴制からの民主的解放65周年
【主張】対中戦争のための国家改造を阻止しよう
地方自治法改悪、食料安保法に反対する
戦争遂行の本格準備」に入った岸田政権 (1)終盤国会 重要法案が対決点とならない異常事態 通常国会終盤、日本を戦争国家へと改造する危険な法律が次々と成立している。秘密保護法の機密対象を広げ、対象者を一般の民間企業とその従業員にまで拡大するセキュリティクリアランス(SC)制度法が5月10日成立した。与党と維新、国民に加え立憲までが賛成に回った。改悪農業基本法も維新の賛成のもと29日成立し、「有事」...
ヌセイラト大虐殺を糾弾する
米・イスラエル共謀の大虐殺を許すな
「人道支援」を装い、銃乱射と無差別爆撃 6月8日(土曜日)、ヌセイラト難民キャンプ(ガザ地区中部)の人口密集地と市場は人々でごった返していた。そこにイスラエルの特殊部隊が突入・襲撃し、死者274人、負傷者698人以上の大虐殺を行ったのだ。救出ルートを確保するために、わざと戦闘機で爆撃し、ミサイルを打ち込み、ヘリコプターや無人機が低空飛行し銃撃しまくるという惨劇を強行した。アル・アクサ殉教者病院や...
米・イスラエルのガザ虐殺の暴走を許すな
即時恒久停戦に応じよ!
パレスチナ連帯運動をさらに強めよう
米・イスラエルの軍事的・政治的行き詰まり 米・イスラエルは共同作戦でヌセイラト・キャンプで大虐殺を強行した。2週間前には「タル・アル・スルタン」キャンプで50人の女性・子どもを生きたまま焼き殺し、300人を負傷させ、2日前にはUNRWAの学校で40人の住民と子どもを虐殺した。米・イスラエルの大虐殺戦争は暴走状態にある。だが、虐殺暴走は強さの表れではない。窮地に陥っているからだ。何としても、パレス...
バイデン政権を揺るがす全米大学生のパレスチナ連帯行動
大学にイスラエルとの協力中止を要求
コロンビア大への弾圧をきっかけに全米から世界に拡大 4月以降、イスラエルによるガザ・ジェノサイドに抗議し、パレスチナに連帯する米大学での運動が大きく広がった。 米国学生の闘いは昨年の10月のイスラエルのガザ攻撃開始直後から始まっていた。それに対し「反ユダヤ」との攻撃が加えられた。12月には、連邦下院教育委員会がハーバード大やペンシルベニア大などの学長を召喚し、「反ユダヤ的な活動を容認している」と非...
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