
カネは戦争ではなく生活のために
「安保3文書」撤回、軍事費増税反対
原発推進への大転換に反対しよう
現在開かれている通常国会は、この国の重大な岐路となる。安倍政権でもできなかった軍事化と反動化に大きく踏み出すことを許すのか、歯止めをかけるのか、決定的な分かれ目となる。 なぜ分岐点なのか。第1に、「安保3文書」が、戦後日本の国家のあり方、曲がりなりにも維持してきた「専守防衛」を破棄し、対中戦争の先兵になろうと軍事外交政策を根本的に転換するものだからだ。第2に、この大転換を許せば、今夏以降、岸田政権...

解説:米国際戦略研究所(CSIS)報告恐るべき対中戦争計画
○26、27年に米日が中国に軍事衝突を仕掛ける○日本が対中戦争の最前線に―「安保3文書」と一体[1]誰が、何のために書いた報告書か?(1)メディアの対中戦争誘導を批判しよう 米国の国際戦略研究所CSISは1月9日に報告書「次の戦争の最初の戦い――中国による台湾侵攻を想定した机上演習」を公表した。英語で机上演習は「ウォーゲーム」と言う。米軍や米軍産複合体は、まさにゲーム感覚で、戦争計画を立てているの...

『コミュニスト・デモクラット』第100号(2022年12月10日発行)
■軍事費増税を許すな 岸田政権を追い込み打倒しよう ■違憲の対中先制攻撃兵器導入反対 ■《主張》岸田政権・財界の首切り自由化政策に反対しよう ■反戦平和 ・社会主義中国を主敵に据える米の戦争計画・(沖縄から)民間船を借り上げ日米統合軍事演習、他■反原発闘争 ・「次世代炉」への建て替え反対・あまりにも簡易な検査と除染~美浜原発事故想定の防災訓練・COP27 中国・途上国・NGOの力で賠償基金創設へ■...

キューバ:第22回共産党・労働者党国際会議
米帝狂暴化に抗して反米・反帝で団結を訴える第22回共産党・労働者党国際会議
今会議のスローガン「私たちは団結して一層強くなる」は、特別な意味をもっている。国際情勢が、激動の真っ只中、米帝国主義の凶暴性、攻撃性が強まり世界の平和と安定への脅威が増す中で、さらに帝国主義による共産主義・進歩勢力に対する分断が図られる中で、世界の共産党と労働者党は団結を強化するための集団行動の枠組みをいかに確立して立ち向かうのか、が最大の課題となった。そのために、米帝との64年もの長期にわたる闘...

【中国共産党第20回大会】
帝国主義と異なる社会主義「現代化」を誇示―略奪・収奪ではなくウィンウィン・相互協力―侵略・内政干渉ではなく平和共存・「平和的発展」
10月16~22日、中国共産党第20回全国代表大会(以下、20回大会)が開催された。日本のメディアは、「異例の3期目」「独裁体制」「国際ルール破壊が強まる」などと反中・嫌中を煽り立てる「習近平独裁」批判一辺倒であった。この点では、「覇権主義」「大国主義」と悪罵を浴びせ、中国敵視を露わにする日本共産党など、大多数の日本の左翼諸党派も同様である。 20回大会は、米帝一極支配に対抗するいかなる方針を打ち...