歴史認識・戦争責任 〈特集〉抗日戦争・反ファシズム戦争勝利80周年
満蒙開拓平和記念館を訪ねて
「被害」の前にある「加害」を忘れるな
史実の「封印」を許してはならない
満蒙開拓平和記念館を訪ねた。記念館は長野県下伊那郡阿智村にひっそりと佇んでいる。 入口横に、「前事不忘、後事之師(前事を忘れず、後事の教訓とする)」の碑が置かれている。この言葉の重みは、入館前と後では大きく変わる。ここを訪れた多くの人が、同じ感想を抱いたのではないか。 村有地の無償提供と建設時費用の一部助成以外、行政の財政支援はない。飯田日中友好協会を中核とする完全なボランティアで、館の企画・運営...
社会主義中国 四中全会と第15次五カ年計画
社会主義現代化強国実現への決定的な五年
――帝国主義との闘争宣言としての「一五五」――
中国共産党20期中央委員会第四中全体会議(四中全会)が10月20~23日に開催された。四中全会の最大の任務は「第15次五カ年計画」(2026~2030年。以下、一五五)を決定することである。この四中全会と「一五五」の意義を理解するには、トランプ政権誕生と激動する国際情勢の真っただ中で開かれた米中首脳会談、この間の一連の国際会議の中で考える必要がある。以下は、われわれの理解である。(編集局)[1]米...
パレスチナ連帯 3波にわたる大規模な政治的ゼネスト
イタリア労働運動の政治的覚醒
――労働者階級と共産主義者が政治闘争を主導――
イタリアで、9月22日、10月3日、そして11月28日と、3波連続の歴史的なゼネストが決行された。ゼネストはパレスチナ連帯、反ネオファシスト・メローニ政権の政治闘争として闘われた。特筆すべきゼネストのスローガンと規模、主導者 一連のゼネストを主導したのは草の根労働組合(USBなどは後述)である。第1波は100万人であった。第2波はイタリア最大の労働組合CGILも下からの圧力によって加わり、200万...
反戦平和運動 ドイツ軍国主義復活
徴兵制反対の「高校生学校ストライキ」
来年3月に第2次学校ストライキを計画
弾圧に抗して全土で5万5千人が決起 ドイツ帝国主義は軍国主義復活に踏み出した。12月5日、ドイツ連邦議会は「徴兵制」に道を開いた「軍務近代化法」を、CDU/CSU(キリスト教民主同盟/キリスト教社会同盟)とSPD(社会民主党)を中心に54%の賛成で可決したのだ。反対した緑の党も極右AfD(ドイツのための選択肢)も、より過激な徴兵制を要求する反対であった。兵員不足になった場合、議会が「兵役の義務化」...
地球環境問題 COP30ベレン会議:
脱炭素化進む社会主義中国
気候資金」を拒否する帝国主義
再生可能エネルギーを軸に排出量の抑制から削減へ進め
国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)がブラジルのアマゾンの玄関口ベレンで開催された。いったい誰が気候危機を促進し、誰が真剣に食い止めようとしているのか。COP30は、社会主義中国と帝国主義の間の体制的な優劣を鮮明にした。帝国主義諸国は戦争に躍起となり、財政を気候対策ではなく超軍拡・軍事費倍増に費消し、気候対策をサボタージュしている。以下、COP30をめぐる階級諸勢力の動向を概観する...
