ラテンアメリカ

CELAC首脳会議から 中国・CELACフォーラムへ
社会主義中国とラ米カリブ諸国の団結強化
-ラ米カリブの米帝覇権からの脱却を中国が支援-

トランプの世界関税戦争の狙いは、台頭する中国の貿易・経済力を懲罰的関税で破壊し、同じく中国と結合して台頭するグローバル・サウスをも抑え込むというものである。だがこの狙いとは裏腹に、中国とグローバル・サウスはその全世界的な結束を一気に強化しつつある。 5月13日、「第4回中国・CELACフォーラム」が行われた。今年は、フォーラムの10周年目にあたる。CELAC(ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体)は、...
ラテンアメリカ

ベネズエラ国民議会選挙・州選挙
マドゥーロ与党連合圧勝
社会主義コムーナ国家へ前進

ボリバル革命与党連合の結束と圧勝 5月25日、ベネズエラで国民議会選挙と州選挙が行われ、54政党が参加した(うち与党連合はPSUV+12政党)。反政府勢力は極右がボイコットを主張し、参加した野党は3つに分裂した。(地方選挙は4年ごと、国民議会選挙は5年ごとで、今年はそれが一緒になった。市町村選挙は7月に行われる。) 昨年7月の大統領選挙で勝利したマドゥーロ大統領は、ベネズエラ社会主義統一党(PSU...
途上国収奪分析

途上国収奪の定量的分析(連載その5・完)
ギレルモ・カルチェディ、マイケル・ロバーツ氏の研究4つの経路を通じた途上国からの剰余価値収奪を解明

はじめに これまでアンドレア・リッチ氏、ジェイソン・ヒッケル氏らの不等価交換研究を紹介してきた。今回は、シリーズの最後として、ギレルモ・カルチェディ、マイケル・ロバーツ両氏の論文『現代帝国主義の経済学』を紹介する。共にマルクス主義経済学者であり、特にマイケル・ロバーツ氏は、マルクスの利潤率の傾向的低下法則の理論的・実証研究で有名である。我々も氏から学び、自身の経済恐慌論、「特殊な慢性不況論」、資本...
パレスチナ連帯

ガザ連帯=反ジェノサイドの行動を強めよう
○石破政権に対イスラエル抗議・制裁を要求しよう
○イスラエル製品ボイコット(BDS運動)を広めよう

77年目のナクバの日(5月15日)。全国でナクバデーの取り組みが行われ大阪駅南東広場(人民広場)では関西ガザ緊急アクション300人の呼びかけで300人の市民が集まってナクバデー連帯のスタンディングが行われた。 イスラエルは5月18日、ガザ地区に対する全面攻撃(「ギデオンの戦車」作戦)を開始し、全面占領と軍事支配計画を実行に移し始めた。これまでの大虐殺戦争とは違う次元のジェノサイド=民族浄化のエスカ...
バックナンバー

『コミュニスト・デモクラット』第114号(2025年4月10日発行)

■石川一雄さんの遺志を受け継ぎ、第4次再審闘争に勝利しよう ■ネタニヤフ・トランプによるガザ併合に反対する ■憲法裁判所が全員一致で尹大統領罷免を決定 ■中国本土への攻撃を可能にする長射程ミサイル配備反対 ■《主張》石破政権の医療・社会保障破壊と闘おう
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