
チリ反革命軍事クーデターから50年(シリーズその1)
クーデターを計画・指揮した米帝国主義
新植民地体制打破の先頭に立ったアジェンデ
<連載にあたって> 1973年9月11日、史上初めて選挙を通じて社会主義社会を目指したアジェンデ政権が倒された。ピノチェト率いる軍事クーデターによって社会主義の実験が武力で潰されたのだ。われわれのシニア世代の一部は、チリ革命の最初から最後まで、まさにこの歴史的事件をリアルタイムで経験した。その後の世代は、フォルクローレを通じて、チリ革命を学んだ。あれから50年が経った。 われわれはこの歴史的大事件...

『コミュニスト・デモクラット』104号(2023年8月10日)
■米・仏・NATOはニジェールに軍事介入するな ■福島汚染水の海洋放出に反対・IAEA報告書は汚染水放出を「正当化」していない ■健康保険証廃止阻止!「資格確認書」にも反対 ・健康保険証廃止方針撤回! マイナンバー制度を廃止させよう! ・国家と企業による個人情報の収集・利用・統制を狙うマイナンバー制度 ・公教育破壊の「教育DX」計画を止めよう■岸田政権は「サラリーマン増税」を断念せよ ■ 対中...

ニジェール政変 米・仏・NATOは軍事介入をやめよ
仏米帝国主義の資源略奪を許すな
7月26日、ニジェールで軍事クーデターが起こった。バズム元大統領は解任・拘束され、クーデターを率いた大統領警護隊長のチアニ将軍が国家元首に就任し、祖国防衛全国評議会(CNSP)が新政権を樹立した。仏米の資源略奪と植民地支配に反対する反仏・反米・反植民地主義的性格を持つ進歩的なものだ。バズムは、隣国マリから追放された仏軍を招き入れ、仏の資源略奪を認め、これに抗議する人民運動を弾圧する傀儡であった。新...

2023年小学校教科書採択
来年の中学校採択に向けて採択の民主化を闘いとろう!
2023年4月から、2024年度使用の小学校教科書採択が始まっている。7月後半から8月にかけて、各地の教育委員会議で続々と教科書の採択が行われており、大阪でもすでに半数以上の教科書が決まった。残る教育委員会議の傍聴を呼びかけるとともに、採択後に情報公開を行い、政治介入によって採択がゆがめられていないかどうか、採択の透明性は保障されていたかどうか、詳細な分析を行うことを呼びかけたい。政府見解を書かせ...

ペルー:反革命クーデター政権の打倒へ
カスティージョ復権を求め人民がリマへ大行進米軍の介入・干渉を許すな
ペルーのクーデター政権を支えるために約1100人の米軍部隊が新たに投入されている。ボルアルテ政権と議会が5月に承認して6月はじめから進駐し始めた。さらに6月15日には、ボルアルテが早期選挙を否定して26年の任期満了まで統治すると宣言した。それに対して人民の怒りが再び爆発し、全国から首都リマへ人民が結集する「第3次リマ奪取(占拠)」の全国行動(7月19日)が提起され、独立記念日の7月28日まで10日...