「カラー革命批判」

米NEDと「カラー革命」(連載その2)
ウクライナ戦争は、なぜ、どのようにして勃発したのか?
マイダン・クーデターの帝国主義的本質を暴く

はじめに(1)連載その2では、ウクライナを取り上げる。というのも、元々、米帝国主義が、政権転覆=「カラー革命」を起こして暴れ回ったのが旧ソ連圏であり、最も成功したのが2014年のウクライナのマイダン・クーデターだったからである。 ウクライナ戦争は2022年2月のロシアの軍事侵攻に始まったのではない。その8年前のマイダン・クーデターから始まったのだ。もっと言えば、このクーデター自体が、ソ連崩壊後の米...
反米・反帝・反植民地主義

経済封鎖によるキューバの累積損失1兆ドル以上
米はキューバへの経済封鎖を今すぐ解除せよ!

ディアスカネル大統領Xより10月18日から23日にかけての5日間、キューバは深刻な電力危機に見舞われた。9割が電気を奪われ、冷蔵保存していた備蓄食料が腐って食べられなくなる事態に直面した。当然学校は閉鎖となり、事実上経済活動全体がストップしてしまった。直接の原因は、大型ハリケーン「オスカー」がキューバ東部を直撃し発電所や送電網を破壊したことと、ハリケーンの影響により石油タンカーが接岸できず燃料不足...
ラテンアメリカ

米帝による新たな反マドゥロ・クーデターを許すな
対ベネズエラ封鎖の再強化に反対しよう
ベネズエラ人民連帯の取り組みを強めよう

大統領選に勝利したトランプは、新政権の主要なポストの人選を11月下旬にほぼ終えた。反動的な人物のオンパレードだ。特にラ米カリブ方面は、国務長官のマルコ・ルビオを筆頭に極右強硬派で占められている。ルビオは、フロリダ州マイアミ出身のキューバ系アメリカ人で、両親はキューバ革命時の亡命者。2011年からフロリダ州選出の上院議員で、長らく上院外交委員会でイラン、ベネズエラ、中国に対するタカ派として活動してき...
反米・反帝・反植民地主義

COP29バクー会議と国際的階級闘争
社会主義中国がBRICS・途上国を束ね着実に成果上げる
西側帝国主義は戦争に明け暮れ、気候対策を放棄

記録的猛暑、終わらない夏、能登の地震被災地での洪水、11月に相次ぐ台風発生、サンゴの大規模白化、日本でも実感される気候危機。単年で平均気温がプラス1・5度を超えるのが確実ともいわれる。世界各地で干ばつと大洪水、巨大ハリケーンの襲来、極地で失われる氷床、猛烈な森林火災、海面上昇による浸水被害…。100年に一度の異常気象が毎年のように発生している。対策に猶予は許されない状況だ。 COP29(国連気候変...
反米・反帝・反植民地主義

途上国収奪の定量的分析(連載その2)
アンドレア・リッチ氏の不等価交換研究(下)

連載1回目が、アンドレア・リッチ氏の第1論文で、地域別・各国別の価値移転総額の推移を計算したとすれば、今回の連載2回目の第2論文は、貿易に伴う不等価交換が、先進帝国主義諸国と新興・途上諸国の一人当たりGDPをどのように変化させていくかを考察したものである。新興・途上諸国の、特に新興諸国のGDPは急速に増大したが、それは労働者・人民を豊かにしたのか? それとも、むしろ貧困化・窮乏化と貧富の格差が深刻...
PAGE TOP