
中国のウクライナ和平提案を支持する
2月24日、中国外交部は12項目からなる「ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場」を発表した。それは、主権尊重と領土的一体性の保障、冷戦思考・軍事同盟反対、他国の安全性を損なう安全保障の否定、停戦と和平交渉を開始、核兵器不使用などを柱に、ウクライナ戦争の停戦を呼びかけ、国連憲章に基づく協議の原則を提起し、中国が働きかける意思があることを示した。われわれはこの中国提案を断固支持する。 バイデン...

トルコ・シリア大地震:
バイデンは対シリア制裁を即刻解除せよ
救助活動を妨害するな石油略奪をやめ、米軍を撤退させよ
2月6日、トルコ南東部・シリア北部でマグニチュード7・8、M6・4、M7・5の大地震が立て続けに起こった。余震は数限りない。建物、道路、橋が瓦礫の山となっている。膨大な負傷者、避難民が発生している。トルコ、シリア両国の死者は9日現在計2万人を超え、増え続けている。シリアの被災者は人口の半数、1千万人にのぼると言われているが、メディアでは無視され、救助も遅れている。今こそ米・NATOは対ロシア戦争の...

【第101号主張】対中戦争準備阻止、「安保3文書」撤回
沖縄の闘い、9条改憲阻止の闘いと結び付けよう
敗戦78年――戦前に続く2度目の対中戦争を許すな(1) 岸田首相は施政方針演説で、「今は明治維新と敗戦に続く歴史の転換期だ」「われわれは再び歴史の分岐点に立っている」と宣言した。この「歴史の転換点」という認識の柱にあるのが「安保3文書」である。明らかに、米政府・軍の中国侵攻計画に同調し、参戦する決意を語ったものだ。 昨年12月に閣議決定した「安保3文書」は中国との戦争を準備するもので、従来の軍事外...

【解説】「安保3文書」に対する3つの批判ポイント
昨年12月16日、岸田首相は「安保3文書(国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画)」を閣議決定した。以下、3つの批判ポイントを解説する。【1】中国は「敵」か?――「中国脅威論」、反中・嫌中イデオロギーに反撃を(1)戦争計画の一部。中国を「敵」とすることで一致 「安保3文書」は日本の単独の軍事外交方針文書ではない。バイデン政権が2022年10月に出した米国の「国家安全保障戦略」(NSS202...

解説:米国際戦略研究所(CSIS)報告恐るべき対中戦争計画
○26、27年に米日が中国に軍事衝突を仕掛ける○日本が対中戦争の最前線に―「安保3文書」と一体[1]誰が、何のために書いた報告書か?(1)メディアの対中戦争誘導を批判しよう 米国の国際戦略研究所CSISは1月9日に報告書「次の戦争の最初の戦い――中国による台湾侵攻を想定した机上演習」を公表した。英語で机上演習は「ウォーゲーム」と言う。米軍や米軍産複合体は、まさにゲーム感覚で、戦争計画を立てているの...