虐殺の1年、抵抗の1年
レバノンから手を引け!イランと戦争するな!
全世界で米=イスラエル糾弾、パレスチナ連帯の声広がる

米国 

10月5日、全世界で米=イスラエルの虐殺を糾弾し、パレスチナの抵抗勢力と人民の抵抗の1年を称え、これと連帯する行動が行われた。
 米国では、「ANSWER連合」「パレスチナ青年連合」やパレスチナ・アラブ関係諸団体が、ホワイトハウス近くで「虐殺の1年、抵抗の1年」とする数千人のデモ行進を行った。参加者は、イスラエルの虐殺戦争への米国の加担・共謀を糾弾し、米=イスラエルがレバノンばかりかイランにも戦争を仕掛けることを非難し、「レバノン攻撃をやめろ」「イランとの戦争をやめよ」と訴えた。パレスチナ青年運動のメンバーは次のようにアピールした。「私たちは今日、ジェノサイドが始まってから1年を期してここにいます。しかし、ジェノサイドから1年というだけでなく、占領に抵抗し、ジェノサイドに抵抗し、毎日自分たちを解放しようとしているわが人民を抑圧しようとする欧米の覇権に抵抗する1年でもあるのです」。「だから私たちは、この大量虐殺を可能にし、青信号を出しているホワイトハウスの前にいるのです」と付け加えた。
https://www.answercoalition.org/oct_5_day_of_action_one_year_of_genocide_one_year_of_resistance

 女性反戦団体「コードピンク」は、10月を行動月間とし、こう訴えた。「ガザでは大量虐殺と暴力と占領が続いているにもかかわらず、パレスチナ人民は抵抗を続けている。シオニスト・プロジェクトは不可逆的な衰退にあり、その敗北は避けられない。闘争は続いており、この大量虐殺の間、通常通りであってはならない」「パレスチナ全土が解放されるまで、私たちは立ち止まらない」
 これとは別に、全米イラン・アメリカ評議会(NIAC)は、コードピンクやピース・アクションなどの反戦団体80以上を率い、「イランと戦争するな」という書簡をバイデン大統領に出した。書簡は「イスラエル軍へのさらなる攻撃用兵器の移転停止などを通じて、すべての当事者を瀬戸際から引き戻し、ガザとレバノンの荒廃を終わらせ、地域戦争への流れを逆転させる停戦に向かわせること」を要求した。
https://www.codepink.org/oneyear

英国 

ロンドン中心部では「ストップ戦争連合」が呼びかけ、「ガザでのジェノサイドを終わらせろ、レバノンに手を出すな、イスラエルへの武器供与をやめろ」と要求し、30万人以上がデモ行進した。労働党の元党首ジェレミー・コービンと元スコットランド首相のフムザ・ユサフが先頭に立った。パレスチナ連帯キャンペーンのメンバーは訴える。「イスラエルが虐殺をやめるまで、英国がそれに引き込まれるのを防ぐために、行進を組織し続ける」と。パレスチナ青年運動のメンバーは、この行動は「全面的な武器禁輸を要求する国際行動の一部だ」と述べた。10月10日、幾つかの労働組合支部は、イギリス労働組合会議(TUC)が支援する「パレスチナのための職場行動の日」を呼びかけている。
https://www.stopwar.org.uk/events/national-demonstration-one-year-on-end-the-genocide-in-gaza/

全世界で

 その他、全世界でパレスチナ連帯行動が行われた。オーストラリアのシドニー、メルボルンで、ドイツのベルリンで、フランスではパリ、リヨン、トゥールーズ、ストラスブールで、スイスのバーゼルで、アイルランドのダブリンで、南アフリカのケープタウン、ヨハネスブルグ、ダーバンで、またデンマーク、スイス、インド、フィリピン、インドネシアで、等々。


(K)


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