『コミュニスト・デモクラット』 冬期カンパのお願い
読者の皆さん
シリア政権転覆は、米帝国主義の飽くなき侵略的野望を見せつけました。バイデンが仕掛けた「三正面戦争」が次々と破綻する中で、米帝はそれを取り繕い巻き返しを図ろうと、一気に冒険主義的好戦的姿勢に打って出ています。民主党であれ共和党であれ、様々な形態で戦争・介入・政権転覆・制裁を続けてきたのが米帝国主義です。トランプもまたこれを引き継ぎ、ハイブリッド戦争をエスカレートしていくことは確実です。
しかしいくら米帝が凶暴化しても、反米・反帝・反植民地闘争を抑え込むことは出来ません。米帝一極支配の没落と多極化世界は歴史の必然です。中国が主導するBRICSとグローバル・サウス諸国が劇的に台頭しています。パレスチナを先頭とする反帝・反植民地の民族解放闘争も前進しています。
このような歴史的大激動の中で、日本帝国主義は対米従属を深め戦争国家化に突き進むのか、中国との平和共存・平等互恵の道に進むのか、根本的に問われています。しかし総選挙では争点にさえならず、ブルジョア議会の翼賛化が進んでいます。それでも30年ぶりの少数与党となり、自公政権の基盤の弱体化で、労働者・人民が自らの要求実現を支配層に迫っていく格好の条件が作り出されました。闘いの可燃物は蓄積し、階級矛盾のさらなる激化は不可避です。今こそ大衆運動の強化と世論喚起が求められています。
私たちは、米帝のハイブリッド戦争に反対し、日本の対中軍国主義を阻止するために暴露・宣伝をいっそう強化します。社会主義中国とキューバ、社会主義指向革命を進めるベネズエラ、そしてパレスチナをはじめ反帝・反植民地の民族解放闘争を断固として支持し、さらなる連帯を強めます。敗戦80年の2025年、「対中戦争でなく日中友好を」を合言葉に取り組みを進めます。そのために『コミュニスト・デモクラット』のさらなる充実に努力します。
読者・支持者・協力者の皆様の資金カンパを訴えます。
2024年12月10日
『コミュニスト・デモクラット』編集局
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