『コミュニスト・デモクラット』第112号(2024年12月10日発行)
■[編集局声明]米帝主導連合軍によるアサド政権転覆を糾弾する ■自公政権を打倒する闘いへ ■[主張]トランプのハイブリッド戦争と闘おう■パレスチナ連帯 ・米=イスラエルはガザ北部絶滅作戦を中止せよ・続けられるパレスチナ連帯行動 ■反戦平和闘争 ・対中戦争前夜に向かう過去最大規模の日米共同演習キーン・ソード25糾弾・米帝「三正面戦争」と戦争構造を暴く(その3)デジタル軍産複合体と「自動化戦争」■米NEDと「カラー革命」 ・ウクライナ戦争は、なぜ、どのようにして勃発したのか?■国際時評 ・米はキューバへの経済封鎖を今すぐ解除せよ! ・第10回アジア太平洋地域キューバ連帯会議「最終宣言」・米帝による新たな反マドゥロ・クーデターを許すな・熱気あふれるベネズエラ・イシカワ大使講演会 ・BRICSカザン・サミット~社会主義中国が牽引し、多極世界の構築めざす ■帝国主義と植民地主義 ・途上国収奪の定量的分析 (その2) ・読者の質問に答えて~マルクス主義「従属論」の不等価交換とは ・米国の先住民大虐殺と「入植者植民地国家」
【主張】
中国・BRICSの台頭に暴威をふるう西側帝国主義
トランプのハイブリッド戦争と闘おう
トランプが直面する大激動の世界―グローバル・サウスの劇的台頭と米帝一極支配の終焉(1)トランプを待ち受ける世界は、2017年からの第1期とは大きく異なる、歴史的大激動の世界である。それは、中国とBRICSが主導するグローバル・サウス(新興・途上諸国)の台頭と、米帝と西側帝国主義の覇権体制・植民地主義支配体制の没落である。2つの劇的変化がある。 第1に、国際政治をG7がやりたい放題に出来なくなった。...
対中戦争に向けた過去最大の演習
「日米共同統合演習キーン・ソード25」を糾弾する
「日米共同統合演習キーン・ソード25」が10月23日から11月1日にわたって行われた。同演習は、陸海空自衛隊人員約3万3千人、艦艇約30隻、航空機約250機と米人員約1万2千人、艦艇約10隻、航空機約120機が参加する過去最大規模の日米共同演習だ。演習は、沖縄・南西諸島を含む全国の23の都道府県にある米軍基地・自衛隊基地と「特定利用・港湾」に指定された28施設のうちの11施設を含む全国36ヶ所の民...
米NEDと「カラー革命」(連載その2)
ウクライナ戦争は、なぜ、どのようにして勃発したのか?
マイダン・クーデターの帝国主義的本質を暴く
はじめに(1)連載その2では、ウクライナを取り上げる。というのも、元々、米帝国主義が、政権転覆=「カラー革命」を起こして暴れ回ったのが旧ソ連圏であり、最も成功したのが2014年のウクライナのマイダン・クーデターだったからである。 ウクライナ戦争は2022年2月のロシアの軍事侵攻に始まったのではない。その8年前のマイダン・クーデターから始まったのだ。もっと言えば、このクーデター自体が、ソ連崩壊後の米...
経済封鎖によるキューバの累積損失1兆ドル以上
米はキューバへの経済封鎖を今すぐ解除せよ!
ディアスカネル大統領Xより10月18日から23日にかけての5日間、キューバは深刻な電力危機に見舞われた。9割が電気を奪われ、冷蔵保存していた備蓄食料が腐って食べられなくなる事態に直面した。当然学校は閉鎖となり、事実上経済活動全体がストップしてしまった。直接の原因は、大型ハリケーン「オスカー」がキューバ東部を直撃し発電所や送電網を破壊したことと、ハリケーンの影響により石油タンカーが接岸できず燃料不足...
タイトルとURLをコピーしました