途上国収奪の定量的分析(連載その1)
途上国収奪の増大とマルクス主義「従属論」の復活
連載開始にあたって (1)途上国収奪、植民地主義は現代帝国主義の根本問題 帝国主義と植民地主義、帝国主義による植民地・半植民地・従属国からの収奪――これは、レーニンの『帝国主義論』の、そしてそれ以降今日に至る現代帝国主義の根本問題の一つである。 われわれマルクス主義者、共産主義者は、なぜこの途上国収奪問題を重視するのか? 大きく2つの理由がある。第1に、これが帝国主義戦争の目的、衝動力となってきた...